奈良・山の辺の道ライトワーク~古代の巫女~三輪①
皆様、こんばんは☆
ミドリです。
本日より、先月春分の日に出向かせて頂いた奈良県桜井市、山の辺の道でのライトワークについて、
皆様にご報告させて頂きますね。
長くなりますので、
今回は1回ではなく何回かに分割してお届けさせて頂く予定です。
今回のお仕事は私自身にとってとても重い要素の側面があり、
そのほうがまとめやすいので、私のためにそのようにさせて頂きますね。
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さて今回のライトワークのお仕事は、
はじめて奈良の地へと出向かせて頂きました。
かの有名な山の辺の道を軸に、
いくつかの神社や古墳、その他のポイントでのお仕事をさせて頂いています。
山野辺の道は、日本最古の道といわれており、
縄文、弥生時代から使われていた歴史深い古道です。
三輪の麓から奈良へと、奈良盆地の山すそを縫うように南北に長い小道が走ります。
その道沿いには数々の史跡が連ねており、太古に遡って古代の日本を肌で感じられる、ほぼ未舗装の自然古道です。
私は今回初めて山の辺の道に行ったのですが、
実際行ってみると、山の中のまるで獣道のような箇所がところどころあり、
人が通るから踏み固められて道の体を為しているといえるくらいの、とてもオーガニックな細い道が続いていました。
私っていつも現地ライトワークでこのような山の中を歩いているよね…と思いつつ、
今回も私らしい、自然に包まれた旅を満喫させて頂きました。
そしてそれ以上に今回は、私の個人的な過去世の問題が大きく関わっている地でありお仕事でもありましたので、
私にはとても重く厚く、
歩を進め地面を踏み締めるほどに身体に響きハートを揺さぶるような、
そんな深く果てしない道程となったのでした。
さて3月20日春分の当日、いつものように弾丸旅の私は、
早朝に新幹線に乗って京都に向かい、さらに電車を乗り継いで、
何とか午前中に奈良県桜井市の三輪駅に到着しました。
こうしてはじめて降り立った奈良の地は、
重く垂れ込んだ曇り空の下でのスタートとなりました。
何よりこの日はとにかく極寒の一日で、
一日中寒くて寒くて凍えていました。
そしてお天気が本当に何とも凄まじい様相を示してくれた一日となり、
豪雨や暴風に見舞われたと思えばいきなり太陽が現れたりして、
天候がくるくる変わって最後まで荒れ続けました。
途中突然、霰(あられ)や雹(ひょう)が打ちつけるように降ってきた時は、さすがに途方に暮れてしまいました。
まるでこの日の私の心理状態と衝撃を、見事に表してくれているかのようでもあったこの日のお天気でした。
今回の旅の私の心も、とても起伏に富んだものとなったのです。
それはこの奈良の地が、私が過去世において確かに生きていた場所であったからでした。
私はこの地で巫女をしていました。
三輪駅を降りてまず一番最初に向かった目的地は、もちろん三輪山の大神神社です。
私のこの過去世への旅はすでにこの地に来るもっと前から始まっていたのですが、
やはり現地に降り立ちその息吹に触れることで、
言いようもない一致感とざわめく感覚に身体が震えました。
神社へと向かって駅から10分程度の距離を歩く中、
次々とフラッシュバックし続ける過去世の記憶に眩暈を覚えながら、
参道商店街を抜けて、まるで宙を漂うように参道へと向かいました。
今回のお仕事の依頼の最初からサポートに入ってくれていた天児屋命が、この日の旅もずっとぴたりとついてくれていて、厚くサポートをし続けてくれました。
おかげでとても心強さもあり、先へ進むことができた気がします。
そして三輪に着くとさらに次々と様々な存在がサポートに加わり始め、
お仕事とは別に、いよいよこの過去世との対峙がはじまったのだと、覚悟したのでした。
三輪山が近くに見えてきました。
歩を進めるにつれ、
襲ってくる既視感に息が止まりそうになります。
ーこれは本当に私の記憶でしょうか?
ー私は本当にここにいたのでしょうか?
それでも何度も頭をかすめるわずかな疑問と、
それをそのそばから打ち消していく、波のように湧きあがる真実の感情と記憶。
ー私はここに還ってきていいのでしょうか?
押し寄せる罪悪感と消え入りそうなほどの心細さが身体を貫きます。
ああ、私はこんなにも自分を責めていたのかと、
こんなにも消滅しそうな思いをずっと抱いていたのかと、
いつのまにか溢れていた涙と共に、
すこしずつこの地に生きていた過去世の自分が自分の中に生まれてくる実感が止められず、
気づけば子供のように泣きながら、
とても長い長い10分間の道を歩いたのでした。
「ー〇〇ちゃんじゃないか」
突然、道路脇の小さな祠から声を掛けられました。
「よく来たね。よく帰って来たね…」
当時の私を知っている方でした。
すでに完全に涙腺が決壊していた私は、
祠に手をあわせて心を落ち着かせ、こちらの方と当時のお話を少しさせて頂きました。
そして何度も繰り返す自問のような質問が再度私から出てきました。
「私はここに還ってきていいのでしょうか」
するとその方はしっかりと答えてくれました。
「ここは、あんなに純粋に祭祀に身を投じていた〇〇ちゃんの、ひとつの故郷でしょう。
本当によく帰って来たね。
皆貴方のことを想っていたよ。
よく戻ったね、よく戻ったねー」
なつかしくあたたかい言葉に、心が締め付けられました。
そしてこの会話から、
一気に溶けていくように、
過去世の私の存在が私の中だけのものではなくなり、この世界へとあふれ出していきました。
蘇る記憶、
苦しい思い、
奪われた自由。
それでも純粋に全てを全うしたといえる、
それだけは確かにいえる、
私は古代の巫女であったのです。
二の鳥居が見えてきました。
大神神社の入り口です。
たかだか参道までの道程ですでに気力を使い果たしてしまいそうな私でありました。
ですがこれからが本番です。
すでに劈くような冷気が痛いほどでしたが、
鳥居に到着したくらいから、
さらに冷たい雨が落ちてきたのでした。
雨粒が強くぶつかってくる中、
私は大神神社へと境内に入ります。
次のブログに続きます。
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