発達障害とHSP





昔ある方に観て頂いたとき、

「貴方はえげつないエンパスです」、と言われたことがあるミドリです☆


その時はその一言のおかげでいろいろなことをあきらめることが出来た気がします(笑)




ところで私は発達障害の方に本当にご縁があるんですね。

物心ついた時から、知り合ったりお友達になったりした方から発達障害であることをカミングアウトされることが不思議と多かったのです。


今振り返ると、ご自身でも気づいてないけれど発達障害の症状があって生きづらさをずっと抱えている、というような方々にも、プライベートで多く関わってきたように思います。

相談にもたくさん乗ってきました。



ですから、私の所には発達障害の方がクライアントさんとしても多く訪れてくださいます。

特に発達障害の方を特別に募っているわけではないのですが、やはり私のご縁であるのでしょうね。


そして自分の人生で長いこと発達障害の方に関わってきたので、発達障害の方のお気持ちやお悩みがよくわかる事が多い、という点も良い意味でとても役に立っているのかなと感じています。




ところで最近、数年前くらいからかな、HSPというものがより一般的に認知されてきていますよね。

その意義、症状等も、以前よりもより一般的な、身近な解釈がなされてきているような印象です。



そこでですが、今回ひとつ、皆さんのいろいろなお悩みに関してお役に立てるかなと思い、書かせて頂くのですが、

発達障害の方で自分の事をHSPだと認識されている方、自分がHSPだと思われていらっしゃる方がとても多いという現状があります。


ご自身でHSPだと自分の事を思われて、自分がとても敏感で他からの影響を受けてしまって、人の気持ちがわかってしまって困っている、という方に限って、発達障害の症状をお持ちである方が多いのです。


私から観て、どちらかというとこの方は発達障害の症状に近い方であるな、それ故現実に困難がおきているんだなと思われる方が、HSPだとご自身の事を思われてしまっている場合、

まずはそこのところで対処に少し時間がかかる事があります。


HSPと発達障害では、対処の方法やアプローチが全く違うからです。


確かに発達障害の方は突出した感覚過敏の症状がある場合が多く、それ故生きづらさを抱えているのですが、その場合はある一部分の感覚だけが極端に過敏になっている症状となり、それ以外の感覚は感覚鈍麻の症状を伴っているケースが多いですから、極端な過敏さと極端な鈍感さを併せ持つゆえの困難さとなることが多いんですね。


例えば音に敏感で大きな音がするとびっくりしすぎて思考が止まってしまうような方もいれば、視覚が敏感で光を嫌い、曇りの日でもサングラスをかけていたり自室ではいつもカーテンを閉め切って暗がりで暮らしていたりするような方がいます。


しかし、鈍麻の症状もあって、一方では匂いが分らなかったり料理の味がよくわからなかったりといった症状も併発しているのです。

また温度の感覚が鈍感で自分が暑いのか寒いのかうまく感じ取れずに、いつも体調を崩しやすくなってしまう方もいれば、匂いに敏感すぎて、いつも普通の人が感じないいろいろなにおいをかいでしまってしょっちゅう気分が悪くなってしまうような方もいます。

それはとても生きづらいですよね。


そしてコミュニケーション障害や対人障害がありますから、場の空気が全然読めなくて場違いな発言をしてしまったり、会話の中で相手の気持ちが読み取れなく、行間の意味も組むことが出来ないため、相手の気持ちや相手に自分がどう思われているかなどに対してとても鈍感となってしまう局面があります。


そうした特性によって、人間関係や社会生活が全般的にうまくいかず、生きづらさを感じているのですが、その理由を何故か実際とは逆に、自分が非常に敏感で感じやすいHSPであるからだと誤解してしまっている発達障害の(症状を抱えている)方がとても多いのです。


そうした方の中には発達障害の診断を受けられている方もいらっしゃいますが、やはり多いのは発達障害の診断を受けられていないけれどその症状をつぶさに持っていながら、ご自身で自分を極端に敏感だと思い込んでしまっている方です。


HSPの特性である、

相手の気持ちがわかってしまう、相手の気持ちを敏感に感じ取り深く共感してしまって必要以上に同調してしまう、共感力が強いゆえに相手の気分や考えに引きずられ、自分の本音がわからなくなって自分を見失ってしまう、場や人の空気を深く読み取る能力に長け、情報を読み取りすぎるために必要以上に疲れてしまう、

このような症状を発達障害の方であれば有する事はその特性ゆえに考えられず、実はその逆で、感じる事や同調、共感することが通常よりも困難であるために日常の不具合や問題が起きている、ということに実際はなっているのですね。


特に共感する、という事はその特性から、発達障害の方にはとても難しいことであると思うのです。


また自己認識が実際と違ってしまいやすい、というところも、発達障害の方の特性ですね。





想いのほか長くなってしまったので、この続きは又今度~(^_^)/







starylove

~貴方が貴方の真実の喜びに繋がって、 貴方の真実を生きられるようになるために~ リーブスインスティチュートで学んだ技術とオリジナルワークを中心に、常によりよいワークを研究、開発し、サポートさせて頂きます。