発達障害とHSP②
前回の続きです☆
自分がHSPであると信じ込んでしまう発達障害の方が多い事について、前回はお話させて頂きました。
私が今まで関わらせて頂いた発達障害の症状がある方々は、自分は敏感である、ということにこだわりを持ってしまう方が多かったように感じます。
別に人として敏感であるほうが優れているというわけでは決してないのに、自分は過敏で何でも敏感に察知するのだと強く思い込んでしまっている方が何故か多いようです。
それは、自分はHSPだと思いながらも、例え発達障害の自覚がないながらも、ご自身に実は感覚鈍麻の症状があったり、いわゆる空気を読むことが不得手だという特性があることを、実は全部自分でわかっているかのようにも見えます。
感じ取れないからこそ、自分は通常より敏感で人のことや現実のことがよくわかる、敏感に察知して感じているのだと無意識に信じたくている、ということもあるのかもしれません。
そして発達障害の方は、コミュニケーション全般において、そこに存在している暗黙のルールや常識、その場の皆の動向や流れ、また他者の自分への評価などをやはり感じ取る事が不得手ですから、常にそうした外的なものを考慮せずに自分の中だけで結論や判断を下す事に慣れてしまっています。
それはある意味、他からの影響を受けずに自分自身の意見や感情を大切にでき、自分らしさを貫くことができるという長所にもなりますが、一方で社会生活を営む上で、独りよがりで独善的になり易くもなり、少ない情報量で軽率にジャッジしてしまったり、また自分の感情で現実の事実を自分の思いたいように思い込めてしまう、という傾向性が顕著になってしまう事にもつながってしまうのですね。
もちろん悪気なく。
ですので、今回のテーマである、自分がHSPである、自分が人の気持ちや外からの影響に過敏であると、発達障害の(症状がある)方が自分で思い込みやすいという背景には、それまで、その感じ取る事が不得手であるという特性によって経験した様々な嫌な出来事やトラウマ等により、自分は本来敏感なんだと思いたい、という真相心理が働いている可能性があること、さらにはその特性そのものによっても起こってしまっている、という事があるのかなと思います。
それ故、そうした方は自分は過敏でとても辛いと真剣に悩まれていますから、その状態を何とかしようとご自身でも対策を取ろうとされます。
例えばプロテクト的なワークを受けたり、自分を守ろうと物理的に必要以上に人と距離を取ったり、中には関わるすべての他人に対して自分を攻撃する敵のように思ってしまって、現実のコミュニケーションに更に不具合や問題が起こってしまっている方もいらっしゃいます。
ですがご自身の本当の根本的な問題に対処できていないので、悩んでいる状況や問題がよくなることがあまり見込めず、更にそうした傾向がエスカレートしていく、という悪循環が生まれてしまうのです。
とはいえ、自分に発達障害の症状がある、という所にたどり着くのは色んな意味で簡単なことではないですし、そうした必要な情報に出会えることも簡単ではないですよね。
また出会っていても自分には関係ないと当たり前にはじいてしまっているかもしれません。
自分に発達障害の症状があると認めたくない気持ちももちろん当たり前にあることでしょう。
ですがご自身がもっともっと自分らしく充実した楽しい人生を送っていくためには、やはりご自身自身の本質、真実を自分で認めていく、受けとめて自分自身を一致させていく必要がどうしてもあるんですね。
またそこから出発しない限りは、自己実現の人生へと向かう事がやはりどうしてもできにくくなってしまうのです。
その辺りが、まず出発点から、そのような発達障害の方は難しいなと感じる事が多いのです。
大切なのは、ありのままの自分自身であって、敏感でも鈍感でもHSPでも発達障害でも、それが自分で在るならどちらでもかまわないのです。
その大切な唯一のご自身を自分が受容して認めてあげる、そしてそこから自分の人生、時間を創っていく、ということがどんなに楽しく嬉しいことか、
そうする事で自分の現実がどんなに素敵に変化していくか、
そこのところを発達障害の方には掴んでいただきたい、そのサポートを何とかさせて頂けたらなと思っています。
もちろん発達障害の方の中には、美しいほどに自然と自分自身を受容されて生きている方もたくさんいらっしゃいます。
それは家庭環境や生活環境等々、本当にいろいろな要因や個人差があるかと思いますが、そうした方はとても美しく輝いていらっしゃいます。
実際にはご自身では、自分に自信がなかったりいろいろ悩んでいたりもされているのですが、その姿がそのままとても魅力的で輝いているのです。
発達障害の方というのは、実は自分らしく輝く事にとても長けられている方なのではと、私はとても感じます。
ですからその特性をもっと自分で愛してあげて、ご自身の真実に照らして発揮していかれてほしい、
正しい自己受容をされて行ってほしいと、心から願っています。
発達障害の方がその個性を発揮して輝いていく事は社会にとても大きな影響を与えていけるはずです。
物理的にもエネルギー的にもです。
特にこのアセンションが進む今の時代、そしてこれからの新しい時代に、重要な役割をその存在だけで担ってくれる方々だと思うのです。
という事で、今回はHSPと自分の事を思い込んでしまっている発達障害の症状をお持ちの方について書いてみましたが、
もちろん発達障害、HSPに関わらず、全ての方にとって、本当の自分自身を受容する、ということがどんなに大切なことか、この話が自分を振り返って頂けるきっかけになったらとっても嬉しいなと思います。
そして自分でそれを行うことが難しいと感じる方は、お手伝いさせて頂きますので、ご相談くださいね♡
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